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【禁聞】三軍が大規模演習 中共の思惑とは?

2014年07月31日

【新唐人2014年7月31日付】最近、中共の陸軍、海軍、空軍が大規模な軍事演習を始めました。中でも空軍の演習は、民間航空機の飛行を制限したため、空の便が大いに乱れ、市民生活にも影響を与えています。それでは、なぜ今、三軍は大規模な軍事演習を行うのでしょうか?

 

遼寧省海事局は公式サイトで、7月25日午後4時から8月1日午後4時まで、8日間連続で、渤海と黄海で「軍事任務を行う」と通告しました。一方、中国海事局の公式サイトによると、東シナ海の関連水域では7月29日から8月2日まで、「実際に武器を使った訓練」が毎日0時から18時まで行われます。

 

陸軍も同時に複数の演習を行います。まず7月15日から3か月間、実弾を使った演習を10回連続で行います。これは5月末から7月28日まで、内モンゴル草原で行われる軍事演習と一部、時期的に重なります。このほか、国防部は23日に「ミサイル防衛技術の実験」を行うと発表しました。

 

陸軍、海軍のほか、最近、特に物議を醸しているのが空軍の演習です。7月20日から8月15日まで、演習により民間航空機の飛行が制限されるため、中国東部と中部の12の空港で、大量の便が遅延または欠航すると見られます。

 

当初、当局は「遅延が多発したのは軍事演習が原因だ」と説明しませんでしたが、各方面から問いただされたため、22日になって、ようやく、このことを認めました。

 

大規模な軍事演習に関して、情報が不十分なので様々な憶測を呼んでいます。

 

例えば7月14日、上海の空港で多くの便が欠航または遅延となったことについて、ネットには「中国軍の元ナンバー2、郭伯雄が女装し、偽造パスポートで逃亡を図ったため、彼を取り押さえるために当局が取った措置だ」という情報が掲載されました。郭伯雄、そして彼と同じく中国軍のナンバー2だった徐才厚は、いずれも江沢民の軍方面の代表と見られています。徐才厚は6月、党籍を剥奪され、訴追手続きに入りました。

 

同じ時期に陸・海・空の三軍が大規模な演習を行うことに、国際メディアも注目しています。オーストラリアの新聞「シドニー・モーニング・ヘラルド」は、「各部隊が共同で行う軍事演習の規模、期間、いずれも前代未聞だ」と指摘しました。

 

そのほか、陸軍は3か月続けて軍事演習を行うため、「対日戦勝記念日」の8月15日や満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた9月18日もまたぐことになります。そこで、軍事演習は日本に対するものだとの見方も出ました。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「多くの代価を払ってまで行う理由は?外国への威嚇ではないでしょう。日本の集団自衛権行使の容認はすぐ戦争を招きはしません。南シナ海も同じで、ベトナムやフィリピンと武力衝突する恐れは小さいので、問題は国内です」

 

中共は2012年11月の党大会以来、「腐敗撲滅」の名目で、高官を逮捕していますが、特に軍の元ナンバー2、徐才厚の摘発は軍に衝撃をもたらしたと、華頗さんは語ります。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「あれほど大きな軍事演習を行うのは、軍内部に不安定要素があるからです。演習をすれば、軍事委員が直接軍を指揮するので、人事異動が起きにくくなります。演習で形勢を安定させるのです」

 

軍内部の形勢を安定させるためだとしても、軍事演習による空の便の乱れは、市民の生活に大きな「不安定」要素をもたらしました。

 

26日、深セン空港で大量の便が遅延したところ、一部の乗客が怒りのあまり、空港職員に暴力を振るったため、負傷者が多く出ました。当局の規制措置に対し、市民の怒りもすでに限度に達しています。

 

時事評論家 黄金秋さん

「なぜ『社会の安定』を破壊してまで、大規模な軍事演習をするのでしょうか。習近平の新指導部は今回の演習で軍の制御の程度を誇示したいのです。硬直した体制に活を入れ、腐敗しきった軍隊に演習により刺激を与えたいのです」

 

このほか、最近の軍事演習は、北戴河会議と関係しているという見方もあります。北戴河会議とは、毎年夏、中共高官やすでに引退した元老が河北省の避暑地、北戴河に集まって、重要問題を非公式に話し合う会議のことです。北戴河の警戒態勢は、すでに引き上げられています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/30/a1126532.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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